こんにちは。留年CIEEKです。
留年とは、定められた学位や単位を習得できず、
規定の学年・年次などに進級出来ず留まることを指し、別の言葉では原級留置ともいいます。
そんな私は大学生の時に必修科目を落として1度留年をしていて、
当時はかなり絶望しましたが苦難等々をなんとか乗り越えて、今では1部上場企業で内定をもらって働いています。
また高校の時は留年に苦しんだ友達もいて、高校・大学ともに留年には比較的接する事が多い人生でした。
今回この記事をご覧になっている方は
- 高校で留年しそう・決まってしまった
- 大学で留年しそう・決まってしまった
- 留年について色々と知りたい
このような方かもしれません。
今回は私の経験を基に、留年についてのすべてを解説していこうと思います。
本記事は長くなっているので、目次も活用してみてください。
こちらの記事も参考にしてみて下さい!
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高校の留年の流れ
まずは高校の留年についてです。
高校は義務教育ではありませんが、各クラスに担任や副担任の先生がついており、
勉強だけでなく日々の生活など様々なサポートがあります。
そのため主な流れとしては
- 担任・副担任の先生から留年の可能性が伝えられる
- 出席が足りない・遅刻が規定数を超える・成績が足りない
- 留年になる
この流れが多いです。
担任の先生からの呼び出しや面談などで留年の可能性が分かることが多い
高校と大学の留年の大きな違いはココです。
高校の場合は予め留年の可能性を教えてくれるので、
ここできちんと先生の言うことを聞いて、自分を正せるかどうかで留年するか否かが決まります。
高校の留年の回避するにはこのポイントでしっかり自分を正せるかです。
高校を留年する前に出来ることについてはこちらの記事も参考にしてみてください。
留年の決定的ポイントは出席関係か成績が多い
高校の留年については出席関係か成績が多く、稀に校則違反等のトラブルで留年になる人もいます。
成績については高校だと救済措置を講じてくれる先生も多いので、
どちらかと言うと出席関係で留年する人が多いのが現実です。
高校で留年が決まったら転校するべき?
高校で留年が決まった場合は、
- 今の高校で卒業学歴を残したい場合は留年
- 今の高校で気まずい、少しでも早く高卒を取りたい人は通信制高校などへ転校
- 高卒の学歴はいらないから中退して働く
このようなパターンがほとんどとなります。
通信制高校へ転校する
高校の場合は単位制高校でない限り、留年すると全ての科目を再履修することになります。
そのため留年のタイミングによっては、通信制高校へ転校することで同級生と一緒に高校を卒業できる場合もあります。
気になる方は自分の現状を通信制高校の方に相談してみると良いでしょう。
中退して就職したり、高卒認定試験を受ける道もある
留年をきっかけに中退して就職したり、高卒認定を取得する人もいます。
高卒認定を取得すれば大学受験も出来るのがポイントです。
ただし高校卒業の学歴は残らない点は大きなデメリットになることがあります。
大学の留年について
大学は高校とは違い単位制なので、規定の単位が取れるか取れないかで留年がハッキリと決まります。
また高校とは違い、担任の先生の生活面のサポート等はない場合が多いので、
自分のスケジューリングやレポート未提出などの過失など自分次第で簡単に留年してしまいます。
私の留年エピソード
私は理系の大学出身で、必修科目を落としてしまい留年が確定に。
正直言うと学業以外の活動やとにかく遊びたい一心でサボってしまう事が多く、
結果的には留年してしまいました。
留年するかもしれないという気配はありましたが、まぁ何とかなるだろうと甘い考えをもって過ごしていた結果、上手くはいきませんでした。
留年の通知の方法は大学によって様々
大学の留年の通知方法については様々で、学校によって違います。
私の場合は大学のWebポータルで必修科目の合格者の学籍番号が載って
自分の番号がない=留年確定
という流れで留年が通知され、確定しました。
その他の留年の通知方法についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
留年が確定したら
留年が確定すると大学側から連絡があり、必要な手続きがあれば言われます。
また一人暮らしの方はアパートの更新が必要であったり、留年する年次によっては学生証を更新しておく必要もある場合があります。
また留年する分、追加の学費の支払いが必要になるので、
納付の期限はいくら追加が必要なのかも問い合わせておきましょう。
私が大学で留年がきまり学費が払えない時、工面した方法についてはこちらの記事も参考にしてみて下さい。
留年しそうになったら休学する手もある
留年しそうになったら休学するという手もありますが、これは留年しそうと分かったタイミングによります。
休学の申請は大学によって違うかもしれませんが、
前期は5月末ごろ、後期は9月末頃などまでに休学申請が出来る場合が多いです。
つまりこの申請可能期間前に留年が確定しているようなら、
- 休学することで学費が節約出来る
- 休学のほうが印象が良い
- 休学中にいろいろなことが出来る
などメリットも多いですが、タイミング次第ではあります。
留年が決まるとメンタルはガタガタに
留年が決まった瞬間、私は絶望しました。
留年の気配はあったので心の準備は出来ていたつもりですが、いざ確定すると落とし穴に落とされたような気分になります。
様々な不安に駆られ、どうすれば良いかも分からず、
何とかならないかと考えますが、なりません。
メンタルはガタガタでした。
決まる前は留年する夢さえ見ることがある
留年が決まる瀬戸際のときは、留年する夢も見ることがありました。
私の場合は正夢になってしまいましたが・・・。
ちなみに社会人になった今でも留年する時の夢を見ることがあります。
それくらいメンタルに刺さった出来事なのでしょう。
どこかで留年の事実を割り切る必要がある
留年が決まると多くの人が大なり小なり、メンタルが病んでしまいます。
留年を機にうつ病などを発症する人もいるくらいです。
私も相当落ち込みましたが、いつまでもクヨクヨしていても何も始まりません。
どこかで留年するという事実を受け止めないと先には進めないので、
ゆっくりで良いのでメンタルを整えましょう。
留年時にメンタルを整える方法についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
留年を回避する方法はあるのか?
留年は単位を取れるか取れないかが全てです。
普通に学業に専念していれば問題ないかもしれませんが、留年が決まりそうになると回避するためにいろいろな事を考える必要が出てきます。
留年しそうな段階で頑張れるかが勝負
大学は単位制なので取れるか取れないかの勝負です。
そのため留年を回避するためには、
- 自分の取得するための単位数をしっかり計算・把握する
- 自分の実力で問題なく単位が取れる講義を受ける
- 必修単位を優先するスケジューリングを組む
など、留年を回避するためには自分で行動する以外他はありません。
留年を回避する方法についてはこちらの記事でも解説しているので、参考にしてみてください。
留年が決まった段階で撤回するのは難しい
留年が一度決まると、その判定が覆ることは非常に難しいです。
留年が決まったときには教授陣などの会議で決定した後なので、撤回はほとんど難しいでしょう。
私もダメ元で教授にお願いしたことがありますが、全く話になりませんでした。
留年すると学費や奨学金はどうなる?
留年すると学費や奨学金にはもちろん影響があります。
以下に解説していきます。
学費はもちろんかかる
留年をするともちろん学費はその分発生します。
かかる学費は留年する分なので、半年なら半年、1年なら1年分の学費がかかります。
ただここは大学によって制度が違って、大学によっては少ない学費で留年することもあります。
そのため留年する際には自分の大学に問い合わせておくのが良いでしょう。
奨学金は停止や廃止になる
留年すると奨学金は停止・廃止となります。
JASSOの場合は留年すると学費は停止になり、その後進級をすると手続きを踏めば再開することが出来ます。
ただ奨学金によっては留年をした地点で廃止になるものもあるので、留年した際には問い合わせをしておくと良いでしょう。
留年と奨学金についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
留年したら就職は不利なのか?
企業の就職面接では事前にエントリーシートを提出しているので、面接時に留年している事を突っ込まれることもあります。
留年についてはネガティブな理由の場合も多いので、面接で聞かれた際にはしっかり受け答えする必要があります。
留年する理由は結構聞かれた
人によっては全然聞かれない人もいるようですが、私の場合は就職面接時で留年の理由を聞かれる事が多かったです。
私の場合は自分のだらしなさが留年の理由だったので、留年の理由を聞かれたときにはドキドキしながら答えていました。
ネガティブな印象を残さない事が重要
留年については、面接官に出来るだけネガティブな印象を与えないことが重要です。
私の場合は留年をきっかけに培った経験などをポジティブに話すことで印象を良くすることを意識していました。
私の留年後の就職活動についてはこちらの記事も参考にしてみてください。
留年すると内定は取り消しになる?
就職活動後に内定をもらっていると場合によっては内定が取り消しになる可能性もあります。
そのため
- まずは自分の留年が確定かをしっかり確認する
- 内定先に連絡して回答をもらう
このようなステップになります。
この際の対応は企業次第で、
- 内定が取り消しになる
- 自分の卒業まで待ってくれる
- 一度内定を取り消し、次回面接時は最終面接から
など企業によって対応はバラバラです。
そのため留年が確定した際には人事の方にきちんと報告して相談しましょう。
留年率や割合は大学や学部によって違うの?
大学での留年率・割合などは、その大学や学部によって大きく違います。
これは単位の取得難易度や取得数の違い、卒業時に卒業試験などがある学部などがあるため変わってきます。
外国語関係の学部は留学が多いから留年率は高くなる
外国語関係の学部では留学する人が多く、その結果留年率が高くなる傾向があります。
現に留年率が一番高いのは、大阪大学の外国語学部で留年率は67.8%と非常に高いのが特徴です。
旧帝大ですが留年率が高いのはこんなカラクリもあるのです。
国家試験がある医療系は若干留年率が高い
国家試験のある医学部や歯学部、薬学部などは通常よりも留年率が高い傾向があります。
その中でも薬学部の留年率は比較的高く、その理由として、
- 卒業時に卒業試験があるため
- 薬学部の場合は国家試験合格率をウリにしてる場合があり、留年・卒業試験のハードルを上げているため
こんな理由もあります。
薬学部の留年率は全体で35.6%と非常に高いです。
理系と文系では、理系の方が留年率が高い
これはすべての大学・学部を見た時に文系よりも理系の方が留年率が高いです。
理系の場合はレポートや実験が単位に組み込まれている場合が多く、科目数も多いため真面目に勉強している学生でも留年してしまいます。
また必修科目も多く、1つでも落とすと即留年になる場合が多いため、文系よりも理系のほうが留年率は高くなるのです。